収益の認識【簿記】vol.11

販売日基準

1.通常:引渡した日/相手方が検収した日

 

2.請負収益:完成引渡基準/役務完了基準

 

3.委託販売:受託者が商品を販売した日

 

4.試用販売:相手方が購入の意思を表明した日

 

5.長期割賦販売:割賦金の割合に応じて収益及び費用を計上

 

6.工事進行基準長期大規模工事(ソフトウェア含む)→引渡しまで1年以上・10億円以上の対価(前者に当てはまらなくても着工事業度に目的物の引渡しがされないときは工事進行基準か完成基準でもよい。)

【収益】工事の請負の対価の額×工事進行割合ー前事業度収益

【費用】工事原価の対価の額×工事進行割合ー前事業度原価

 

7.受取利息・配当:収益計上の原則として発生主義だが、例外として受取利息は利払期基準・配当は現金主義がある。

 

8.その他収益:有価証券の譲渡損益→原則契約成立日。(特例で継続適用の場合は引渡しの日も可能)損害賠償金の収益も同様。

 

収益認識時の価額

原則として資産の引渡しの時における価額となる。役務時は通常得るべき対価の額に相当する金額。

 

益金不算入

【受取配当金】

・会社の支配(保有率1/3以上)で不算入割合は100%

・資産の運用(1/3以下5%超・5%以下)不算入割合は50%・20%